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null ポータル(ポータルサイト)とは?

用語解説ポータル

ポータル(ポータルサイト)とは?

ポータルとは?

ポータル(ポータルサイト)について、定義からそのメリットや、近代のポータルを分かりやすくご紹介します。

ポータルサイトとは

ポータルとは、もともと「玄関口」「門」「入り口」などを指し示す語であり、IT業界では、ユーザーがインターネットを利用して情報にアクセスするための入り口として機能するポータルサイトのことを示し指します。ポータルサイトは、Webポータルとも呼ばれ、さまざまなソースからの情報を単一のユーザインターフェイスに収集し、ユーザーにとって最も関連性の高い情報を表示します。日本での主なポータルサイトには、検索エンジンを基盤としたYahoo! JAPANが大きな存在感を誇っていますが、この他にお天気ポータルや就活ポータルなど特定分野の情報提供に特化したサイトや、企業向けの社内ポータルやカスタマーポータルなどがあります。本記事では、主に大企業向けのポータルの解説をします。


ポータルが登場し始めた1990年半ばから後半にかけ、様々なソースからの情報を集約することで、情報を効率的に管理し、多くのユーザーに配信するという役割を持っていました。しかし、オンラインサービスやモバイルデバイスの急速な普及とともにその役割も変化し、現在では、ユーザーに優れたデジタルエクスペリエンスを提供するためのポータルプラットフォームとして利用されるケースも多くなっています。

この種のポータルは、ほぼ全ての業界で使われており、以下のようなものがあります。

  • 社内ポータル(イントラネット)
  • 行政ポータル
  • 学内ポータル
  • 取引先ポータル
  • カスタマーポータル

各タイプのポータルの基本的な共通点は、ユーザーのアクセス権限が、ロールに基づいてパーソナライズされている点です。

例えば、企業の従業員は、勤怠管理システムや社内コミュニケーション用アプリなどの複数のシステムやアプリを同時並行して使う必要があり、タッチポイントが増えて煩雑になることにストレスを感じています。最新の社内ポータルでは、これらのアプリケーションのアクセスポイントを一箇所にまとめ、部門や役割に基づいて、ページをカスタマイズできます。

こうしたパーソナライゼーションは、匿名のユーザーに対しても適用できます。小売業のポータルでは、ユーザーの過去の閲覧履歴や購買履歴に基づいて表示商品をパーソナライズします。

ポータルプラットフォームの3つの強み


インターネットが普及した頃、ユーザーがコンテンツを探す上で重要な役割を担っていたポータルは、検索エンジンやSNSの使用が活発になった現在では、その点において圧倒的優位を誇るものではなくなりましたが、現代のポータルには、デジタルエクスペリエンスやカスタマーエクスペリエンスを向上させるための3つの強みがあり、多くの企業で活用されています。

 

  1. 統合機能 - 組織はバックエンドシステムと顧客データの統合管理が可能になります。

  2. 一貫性 - デジタルタッチポイントの分析を通して、統合されたシステムのフロントエンドUIのデザイン共通化を実現できます。
  3. パーソナライゼーション - 経歴データ(ユーザーの基本情報)と行動データ(サイト上での行動)を組み合わせることで、企業はよりユーザーの関心に沿ったエクスペリエンスを提供できるようになります。

現代のポータルプラットフォームでは、コンテンツ管理システム(CMS)やマーケティングオートメーション(MA)などの新機能が拡張され、特に顧客エンゲージメントにおいて重要な役割を果たしています。企業は社内組織構造ベースではなく、ユーザーベースでサイトやナビゲーションを設計し、ビジネス中心ではなく顧客中心のポータルが構築されるようになりました。ベンダーはポータルプラットフォームの競争優位性を明確にするため、この3つの強みがオムニチャネルやカスタマーエクスペリエンスが重要視される現代において、どのような価値を生み出すか再考しています。

パーソナライズされたポータルのダッシュボード

現代のポータルプラットフォームは、例えばこのようなビジネスシナリオにおいて有効です。

  • 企業側の負担軽減とロイヤリティ育成 - ポータルは「購入後ステージ」の顧客に有益な情報を収集するのに優れているため、企業はカスタマーサービス担当者の負担を軽減することができるだけでなく、顧客のニーズに沿った情報を与え続けることで、長期的なロイヤリティを育てることができます。

  • 新しいデジタルタッチポイントの迅速な展開 - モバイル体験をサポートし、モジュラーアーキテクチャを使用するポータルプラットフォームは、ユーザー認証やバックエンドデータ統合を可能にします。

多て調査企業ガートナー社は「企業は横断的なポータルプラットフォームやWCMシステム(Webコンテンツ管理システム)などのカテゴリの製品を、Webサイト構築において主要なソフトウェア基盤として位置づけている」としています。デジタルビジネス戦略のための広範な統合とパーソナライズされたインターフェイスを必要とする企業や組織にとって、現代のポータルは引き続き有効的なプラットフォームとなるでしょう。

参照:Three Characteristics of Digital Experience Platforms, According to the 2017 Forrester Wave for DXPs

デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)に進化するポータル


大手ポータルベンダーは、ポータル市場が成熟するにつれて、企業がWebやモバイル、SNSなどの多様なデジタルチャネルにおいて、ユーザー中心のデジタルエクスペリエンスを創造できる幅広い機能セット(コンテンツ管理、マーケティング、ワークフロー、ターゲティング、モバイルサポート等)を追加してきました。これにより、ポータルプラットフォーム製品の中には、統合とパーソナライゼーションを強みに企業(組織)全体のデジタル変革を推進するデジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)へと変化しているものがあります。

DXP製品の特徴として、優れたシステム統合とパーソナライゼーションがあります。調査会社のフォレスター社は、デジタルカスタマーエクスペリエンスを推進する上で一番の技術的課題がバックエンドシステム統合の不十分さであるとしていますが、ポータルを継承したDXP製品であればその問題はありません。DXPにはポータル由来ではなく、EコマースサーバーやWebコンテンツ管理システムなどから派生したタイプのものもありますが、様々なタッチポイントでデジタルエクスペリエンスの統合を実現するためには、ポータル技術を組み込む必要があります。

ベンダー選定の際の注意


ポータルのソリューションは多様であり、各ソリューションに強みを持つベンダーがいるため、構築したいソリューションや解決したい課題、オンプレかクラウド かといった要望をベースにしてベンダーを選定すると良いでしょう。また、一般的にポータルソリューション構築時は、既存の社内システムやレガシーシステムとの統合や連携が必要になってくるケースが多く、開発コスト・期間も多くかかるため、余裕を持ってプランを立てる必要があります。


導入事例・資料

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