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null 【2021年最新版】ポータルサイトとは?その定義や種類、活用メリットなどをわかりやすく紹介します

用語解説ポータル

【2021年最新版】ポータルサイトとは?その定義や種類、活用メリットなどをわかりやすく紹介します

ポータルとは?

ポータルサイトの定義や種類から、利用企業が増えているポータルのプラットフォームとしての活用メリットやその種類をわかりやすく紹介します。

ポータルサイトとは?


ポータルは、元々「入り口」といった意味を持つ語であり、IT業界では一般的に、ポータルサイトのことを指し示します。ポータルサイトの主な機能は、さまざまなソースからの情報を単一のインターフェイスに集約して表示する、いわゆるリンク集なようなものです。例としては、検索エンジンを基盤としたYahoo! JAPANが最も大きく、他にもお天気ポータルや就活ポータルなど特定分野の情報提供に特化したサイト、企業従業員向け社内ポータルや顧客向けのカスタマーポータルなどがあります。ポータルサイトは従来、様々なソースからの情報を集約・管理し、効率的に多くのユーザーに配信する役割を担っていましたが、検索エンジンやSNSの急速な普及がその機能を置き換えていきました。それに伴い現在では、単なるリンク集のようなポータルサイトだけでなく、ユーザーにとって最も関連性の高い情報を表示するなど、優れたデジタルエクスペリエンスを提供するポータルサイトも多く誕生しています。

ポータルサイトの種類


上記で記述したように、実際にユーザーの目に触れる様々なポータルサイトがあります。ポータルサイトの種類はいくつもありますが、主なポータルサイトの説明をします。ポータルサイトは、使い方に違いはあるものの、業界や規模を問わず使われており、大きく5つの種類に分けることができます。

  • 社内ポータル
  • 取引先ポータル
  • カスタマーポータル
  • 学内ポータル
  • 行政ポータル
  • 公開ウェブサイト

社内ポータル

企業の従業員向けの社内ポータルには、社内報や掲示板、カレンダーなど、従業員の業務効率化や従業員体験(EX)の向上、コミュニケーション促進を目的とした機能が備わっています。しかしながら、特に大規模な組織においては、こういった機能をすでに他のツールで補っているケースが多く(例えばグーグルカレンダーやメール)、それが原因で情報・ツールのサイロ化が起きてしまっています。そのため、社内システム・ツールの統合を通じてサイロ化を解決しつつデータの一元管理を実現し、データやユーザーの属性に基いてパーソナライズされたサービス(ユーザーに関係のあるコンテンツのみを表示)を提供することで、最大限に従業員の業務効率を引き出すことのできる社内ポータルが注目を集めています。

高級皮革製品メーカー コーチ社の社内ポータル

関連ページ:
【ソリューションページ】Liferayで構築する大企業向け社内ポータル
【ホワイトペーパー】4つの社内ポータル成熟度とは ホワイトペーパー

取引先ポータル

取引先ポータルは、文字通り、販売代理店やサプライヤー、パートナーなどの企業の取引先がユーザーとなるポータルです(サプライヤーポータルやパートナーポータルなどと、企業によって呼び名は様々です)。通常、取引先ポータルでは、製品・サービス資料や価格表など、取引先企業にとって役立つコンテンツを提供しており、見積りや発注も可能になっています。ポータルのパーソナライゼーション機能を使用することで、Tierなどのパートナーレベルに応じて異なるコンテンツを提供する企業では、スムーズなコンテンツ管理が実現しています。場合によってはB2B2Cにも応用できるなど、ポータルは様々な機能を備えており、パートナービジネスの成功の鍵として機能しています。

HPE社の取引先ポータルインターフェイス

大手IT企業ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)社の取引先ポータル

関連ページ:
【ソリューションページ】Liferayで構築する大企業向け取引先ポータル
【HPE社 導入事例】174カ国の17万パートナー企業・65万ユーザーを管理する取引先ポータル

カスタマーポータル

B2B・B2C顧客向けのカスタマーポータルは、企業が顧客ロイヤルティを育む上で非常に重要な役割を果たしています。具体的なカスタマーポータルの例としては、ガス・電力や携帯キャリアのマイページなどがあります。顧客中心のサービスが重要視されている現在、パーソナライゼーションはもちろんのこと、トラブル時の迅速な情報提供や、Web、メール、電話など異なるタッチポイントを跨いだシームレスな顧客対応が求められており、カスタマーポータルは優れたカスタマーエクスペリエンスを提供する上で必須のポータルとなっています。

オーストラリアで3番目に大きい保険会社であるアリアンツ社のカスタマーポータル

関連ページ:
【ソリューションページ】Liferayで構築する大企業向けカスタマーポータル
【アリアンツ社 導入事例】300万人以上の保険加入者を支えるポータルサイト

学内ポータル

学内ポータルとは学生が利用するポータルのことで、主に大学ポータルのことを指します。学生や教職員はこのポータルを通して、授業履修登録・確認やお知らせの閲覧などを行います。また、部局ごとに閲覧権限付与の権限を与えることで、一人ひとりの学生・教職員にパーソナライズされたコンテンツ提供が可能となり、利便性の向上が期待できます。有償版のポータル製品であれば、多言語対応やモバイル対応も行えるため、現地語に不自由な留学生やモバイル利用の多い今日の学生に対応できるでしょう。

関連ページ:
【名古屋大学 導入事例】2万人以上の学生・教職員が利用する学生ポータル

行政ポータル

行政ポータルは、行政が国民・市民に情報を提供するためのポータルです。例として、米国連邦政府の補助金申請や検索を行うことのできるGrants.govや、EU関連機関が発行する文章を出版する欧州委員会出版局(Publications Office of the EU)のWebサイトなどが挙げられます。行政ポータルでは、行政情報を厳重に保管するための堅牢なセキュリティ機能や、多種多様なユーザーに対応するための多言語対応機能が必須になっています。

Grants.govの行政ポータル

公開ウェブサイト

一般的なWebサイトは、ポータルサイトとは異なりますが、ポータル製品の中にはCMS・DAM機能を備えているものもあるため、このようなポータル製品では公開Webサイトの構築も可能です。例えば、各国でWebサイトを統一したいグローバル企業などは、多言語対応やCRMとの連携など、多岐にわたる要件に対応可能なポータル製品でWebサイトを構築する場合があります。

大手リクルーティング企業 ヘイズ社の公開Webサイト

関連ページ:
【ヘイズ社 導入事例】31カ国で75の公開ウェブサイトをLiferayで構築

ポータルプラットフォームとその種類


様々なポータルサイトを構築するにあたり、ポータルをプラットフォームとして利用する企業も増えてきました。これがポータルプラットフォームと呼ばれるもので、弊社の大企業向けポータル製品の Liferay もプラットフォームとして活用されるケースが多くなっています。細かく分類すると、以下のものがあります。

  • Webプラットフォーム
  • Webコンテンツマネジメントプラットフォーム
  • 統合プラットフォーム
  • コラボレーションプラットフォーム
  • ソーシャルアプリケーションプラットフォーム

ポータルのプラットフォームとしての活用イメージ

ポータルのプラットフォームとしての活用イメージ

Webプラットフォーム

Webプラットフォームは、Webサイトを構築する上で基盤となるプラットフォームです。Webプラットフォームの使用により、ワンクリックのページ生成やWebベースの編集機能などがウェブパブリッシングを決定的に簡略化するため、IT部署の負担を大きく低減させることが可能です。例えば、弊社のポータル製品 Liferay DXP では、ウェブサイト作成初心者にもわかりやすいように、あらかじめポートレットやガジェットが用意されており、それをページに貼り付けて文字を入れるだけで、本格的なウェブサイトが完成する仕様になっています。

Webコンテンツマネジメントプラットフォーム

大規模向けポータル製品には、CMS(コンテンツ管理システム)としての機能を持つものもあり、これらの製品では、ワークフローや細かな権限管理などの機能を備えているほか、DAM(デジタルアセット管理)としての役割を果たすものもあります。

統合プラットフォーム

企業内で利用する様々なシステムやツール、アプリをプラットフォーム上に統合させたポータルを、統合プラットフォームといいます。公開Webサイトや社内ポータル、カスタマーポータルなどの様々なポータルサイトを1つのポータル製品で構築している企業では、ポータルプラットフォーム自体を統合プラットフォームと呼んでいる場合もあります。

また、定期的にアクセスする様々なサイトやアプリのデータを基に、ユーザーごとにパーソナライズされたUIを提供することができれば、ユーザー満足度が大きく向上し、生産性の向上も期待できるでしょう(UI統合プラットフォーム)。

コラボレーションプラットフォーム

企業全体やチームごとでコミュニケーションを行う場としての共同Webサイトをコラボレーションプラットフォームといいます。コラボレーションプラットフォームでは、ユーザー個人が独自のコミュニティを作成して参加者を集めたり、個人が既成のコミュニティに参加することで、チーム内で参加者が与えられた権限に基づいてコラボレーションを編成でき、チームコラボレーションを促進することができます。部署や役職、拠点など様々な属性を超えたメンバーによるチームを構成することも可能です。ポータルの使用により、他部署のメンバーとコミュニケーションをとることで、組織横断のコラボレーションを実現することができます。

ソーシャルアプリケーションプラットフォーム

ポータル製品の中には、SNSなどのコミュニティを通じ、企業内外のユーザー間のコミュニケーションを促すためのWebアプリケーションを構築できるものもあります。ソーシャルアプリケーションプラットフォーム上では、プラットフォーム提供者またはユーザー自身が作成した様々なアプリやツールを用いることで、ユーザーコミュニティの活性化などの効果を期待できます。

ポータルプラットフォームの2つの強み


Liferayをはじめとするポータルプラットフォームには、通常、デジタルエクスペリエンスを向上させる二つの強みがあります。

ポータルプラットフォームの強み

一つ目は、一貫性です。ポータルプラットフォームでは、バックエンドシステムや顧客データの統合が容易にできるため、様々なタッチポイントでユーザーに一貫性のあるエクスペリエンスを提供することができます。大手調査会社のForrester社は、デジタルカスタマーエクスペリエンスを推進する上で一番の技術的課題が、バックエンドシステム統合の不十分さであるとしていますが、ポータルプラットフォームではその心配は要りません。ポータルプラットフォームを用いれば、サイロ化した社内のIT環境を統合することにより、膨大な情報を適切に管理し、その価値を最大限に活用することができるため、企業のビジネスの成長を強力に支援することができます。カスタマーポータルにおいては、ユーザーのデジタルタッチポイントごとのデータ分析を通じ、フロントエンドUIのデザイン共通化を実現することなどが可能となります。

二つ目は、パーソナライゼーションです。ポータルプラットフォームでは、ユーザーごとに関連情報を表示することで、それぞれのユーザーの関心に沿ったエクスペリエンスの提供が可能です。実際、アパレル小売業のポータルでは、アカウント登録をしていない匿名ユーザーに対しても、過去のウェブサイト訪問情報に基づいて表示商品をパーソナライズ化することで、個人情報を保護したまま有効なマーケティング施策を打てています。社内ポータルにおいては、従業員ごとにそれぞれの業務に関連したコンテンツのみを表示されるように設定すれば、必要な情報が大量の情報の中に埋もれてしまうこともなくなり、業務効率の向上が期待できます。他にも、社内ポータルや取引先ポータルでは、同機能の活用により、ユーザー属性に応じて必要な情報のみを表示できるようになるため、いくつものウェブサイトを作成・管理する必要がなくなり、ポータル管理者の負担を軽減できます。

例えば、カスタマーポータルにおいてはこれら2つの強みに加え、CMSやマーケティングオートメーション(MA)ツールなどと連携することで、より優れたカスタマーエクスペリエンスを提供することができるため、必要不可欠なポータルとなります。

関連記事:
【ブログ】ポータルプラットフォームを使用すべき3つの理由

ポータルプラットフォーム活用のメリット - カスタマーポータルを活用する企業の視点から


ポータルプラットフォームを利用する企業は多くのメリットを得ていますが、ここではカスタマーポータルを活用する企業の視点から、3つのメリットを紹介します。

一つ目は、新しいデジタルタッチポイントを迅速に展開できる点です。モバイルレスポンシブで、モジュラーアーキテクチャを使用するポータルプラットフォームは、ユーザー認証やバックエンドデータ統合を可能にし、新しいデジタルタッチポイントを生み出します。全てのタッチポイントにおいての顧客データを収集することで、顧客の新しいインサイトが発見され、新規事業展開や新たなビジネスモデルの構築に繋がる可能性が高まります。

二つ目と三つ目は、ポータルが「購入後ステージ」の顧客への情報提供に優れているという特性が生み出すメリットです。例えば、お客様サイトなどのカスタマーポータルでは、パーソナライズされたコンテンツやFAQなどのナレッジベースの提供を通じて、顧客がカスタマーサポートに聞かなくても自分で課題を解決できる環境(セルフサービス)を整えることで、カスタマーサービス担当者の負担軽減を実現できます。また、顧客データをポータル上で一元管理することで、サービス担当者に変更があった際もシームレスな対応を継続することができるため、顧客ロイヤリティの育成も支援することができます。

ポータル製品ベンダーの選定において


ポータルサイトを構築する際は、ポータルベンダーを選定する必要があります。ポータルソリューションは多様であり、各ソリューションに強みを持つベンダーがいるため、構築したいソリューションや解決したい課題、構築環境(オンプレ、クラウド)などの要件を明確にし、それに合致した製品を提供できるベンダーを選定すると良いでしょう。また、大規模組織においては、一般的にポータルサイト構築時に既存の社内ツールやレガシーシステムとの統合や連携が必要になってくるケースが多いため、拡張性やカスタマイズ性に長けた製品が必要となるでしょう。

さいごに


本記事では、ポータルサイトの定義や種類から、プラットフォームとして活用するポータルの強み・メリットを紹介しました。弊社は、2004年の創業(米国本社)以来、大企業向けポータル製品 Liferay の販売を行っており、これまでにグローバルで2,500社以上への導入実績を有しています。お客様には、上記でご紹介したポータルプラットフォームとして弊社製品をご導入頂き、様々なポータルサイトを構築頂いております。もしよろしければ、製品ページもご覧頂き、ポータル構築のご相談や事例の紹介をご希望の際などは、お気軽にお問い合わせ下さい。