ヘッドレスCMSとは?という疑問にお答えします - Japan

null ヘッドレスCMSとは?という疑問にお答えします

by Yoshikazu Shimizu

ヘッドレスCMSとは?という疑問にお答えします

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ここ最近、よく耳にするようになったヘッドレス (Headless) CMSとは、コンテンツがエンドユーザーにどのように表示されるかを決定するためのフロントエンドコンポーネント、またはヘッドを必要としないシステムのことです。

この記事では、ヘッドレスCMSの役割を、従来のCMSとの違いや、3つのタイプのCMSとともに解説します。

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CMSソリューションの歴史

従来のCMSでは、ユーザーはバックエンドでコンテンツの作成や編集をした後、フロントエンド配信レイヤーにそのコンテンツを表示していました。こうしたソリューションは、特にマーケターにとって、開発者の支援なしでWebサイトのコンテンツを簡単にアップロードおよび編集することを可能にしました。

しかし、多くのユーザーが利用するテクノロジーがデスクトップからモバイルなどのデバイスに移行し始め、オムニチャネルマーケティングの必要性が生まれた結果、新しい配信レイヤーを作成する必要が生じ、開発者とマーケターの両者にとって、コンテンツのアップロードがより困難になりました。そして、これらの状況を回避するために、ヘッドレスソリューションが開発されました。

ヘッドレスとは?

ヘッドレスCMSは、コンテンツがエンドユーザーにどのように表示されるかを決定するためのフロントエンドコンポーネント、またはヘッドを必要としないシステムのことで、APIを介することで、多くのチャネルで、どこにでもコンテンツを公開することができます。

APIを使用することで、フロントエンドの開発者は、 CMSのページレイアウトシステムに制限されず、ウェブサイト、アプリ、キオスク、スマートウォッチなどにヘッドを自由に構築できるため、より早いユーザーエクスペリエンスをの提供が可能となります。さらに、フロントエンドレイヤーを分離することで、他のサードパーティテクノロジーとの統合・連携が可能になるため、未来の革新的なデバイスでも利用できる、コンテンツの将来性と拡張性も備わっています。ただし、CMSをヘッドレスで使用するには、純粋なヘッドレスアプローチをサポートするために、分離されたアーキテクチャを採用する必要があります。

分離アーキテクチャとは

従来のCMSでは、アーキテクチャは結合または接続されていますが、ヘッドレスCMSを活用するには、アーキテクチャを分離する必要があります。

分離 (decoupled) アーキテクチャとは、2つ以上のシステムが何らかの形で動作するか、直接接続されずに接続されているIT環境の状態を指します。これは、システム、要素、またはコンポーネントが他のコンポーネントの知識をほとんど持たないIT運用環境の一種です。分離アーキテクチャは、コンテンツ配信に関してさまざまなアプローチも可能にし、これらのアプローチは、従来のCMS、ハイブリッドアプローチ、完全なヘッドレスの3つのカテゴリに分類されます。

ただし、完全なヘッドレスCMSには特有の欠点があり、マーケターがサイトの構築やページレイアウトなど従来のコンテンツ編集機能の欠如により、苦労する場合があります。これらの問題に対処するため、ハイブリッドCMSにはフロントエンド配信ツールが事前に構築されており、APIを介してバックエンドに接続されています。こうすることで、ヘッドレスCMSのすべての利点を保ちながら、分離されたヘッド、または配信レイヤーを保持することができます。つまり、マーケターは、APIがコンテンツをさまざまなフロントエンドにプッシュする前に、テンプレート、公開ツール、およびコンテンツプレビューにアクセスすることができます。

ヘッドレスCMSは、マーケティング戦略にどのように役立つのか

オムニチャネルマーケティングの必要性は明らかになっており、オンラインショッピングの約85%が、購入の開始と完了で使用したデバイスが異なっています[1]。しかし、複数のチャネルに対応するだけでは不十分で、企業はブランディング、メッセージ、そしてエクスペリエンスが複数のプラットフォームを通してシームレスで提供され、すべてのタッチポイントを通じて流動的なカスタマージャーニーを作成することが重要となっています。

優れたオムニチャネルエクスペリエンスが提供できない場合、収益が10%減少する可能性もあると言われているものの[2]、実際にはマーケターの90%以上は、バイヤージャーニーにおいて3つ以上のチャネルをシームレスに接続することに苦戦しています[3]。

ヘッドレステクノロジーは、確立された基盤を使用してこれらの課題を克服し、将来どのような新しいデバイスが発明されるかに影響を受けず、シームレスなカスタマーエクスペリエンスを提供することができます。

ヘッドレス機能を備えたLiferay DXP

弊社製品 Liferay DXP (デジタルエクスペリエンスプラットフォーム)は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、利用者にシームレスなエクスペリエンスを提供します。世界中の大手企業にて、イントラネットやカスタマーポータル、統合プラットフォームとして利用されており、オープンソースならではの拡張性や自由度、また優れたコストパフォーマンスを発揮します。

また、最新バージョンではヘッドレス機能も追加され、さらに優れたエクスペリエンスを提供できるようになりました。

Liferay DXPの詳細はこちら、導入事例一覧はこちらよりご覧頂けます。

参照文献

[1] Huffpost, "Top 2018 eCommerce Trends to Watch For."
https://www.huffpost.com/entry/top-2018-ecommerce-trends-to-watch-for_b_5a1d7d63e4b09413e786af2f
[2] V12, "Retailers Struggle to Deliver Omnichannel Experiences Due to Poor Customer Data." https://v12data.com/blog/retailers-struggle-deliver-omnichannel-experiences-due-poor-customer-data/
[3]Pedowitz Group, "26 Statistics On Why You Should Consider Omni Channel Marketing."
https://www.pedowitzgroup.com/26-statistics-on-why-you-should-consider-omni-channel-marketing/

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