ブログ
成功事例
【事例】TRIMEDX社、医療機関が重大なサイバー脆弱性と臨床資産データを活用できるよう支援

臨床資産管理会社のTRIMEDX社は、Liferayで構築したポータルサイトにより、医療機関に実践可能なリアルタイムデータを提供できるようになりました。
100人
月間ユーザー数
8ヵ月
実装までの期間
11ヵ月
完全移行までの期間
キーポイント
- 独自のB2Bコマースに対応
自社のコマースソリューションを構築するのではなく、Liferayで再配置プラットフォームを構築することで医療機関が在庫の確認・更新が可能に - Liferayの標準機能のみで短期間での市場投入を実現
Liferayに装備されている標準機能の多くを使用できたため、コストのかかる開発やカスタマイズの時間を数か月も短縮 - 成長性があるプラットフォームを採用
Liferayの柔軟性に優れた技術により、サイバー脆弱性を管理できる機能を追加
企業情報
業界トップクラスの独立系臨床資産管理会社であるTRIMEDX社は、臨床資産を戦略的なツールへと変換させることで、医療機関が業務コストの削減、臨床資産の資本的支出の最適化、患者ケアのためのリソースの最大活用、より高い安全性と保護の提供などを実現できるようサポートしています。
導入背景
TRIMEDX社では、長年プラットフォームベースのポータルサイトを使い、病床から輸液ポンプ、MRI装置まであらゆる臨床資産を医療機関が的確に把握できるようサポートしていましたが、徐々に以下のような点を改善する必要があることが明らかになりました。
- 新たな要望が発生した場合、すぐに対応できるようスケーリング機能を改善すること
- ダウンタイムやプラットフォームへのアクセスに対応するための安定性を向上させること
- 知的財産の社内における管理と所有権を強化すること
実装
TRIMEDX社は、さまざまな候補を徹底的に評価した結果、新しいポータルソリューションとしてLiferayを採用しました。
Liferayグローバルサービスチームが常時実装プロセスのサポートに従事し、TRIMEDX社の技術チームの拡大に合わせて、厳しい市場状況の中でも、適切なリソースを提供しつつ、柔軟性も確保。その結果、初期実装はわずか8か月で完了し、旧プラットフォームからの完全移行もその3か月後に完了することができました。
その後、Liferayチームは、2週間という短期間でLiferay Commerceの説得力のある実用的なデモを行うと、TRIMEDX社は新しいポータルサイトにLiferay Commerceを統合。この迅速な実装について同社のダンカン氏は以下のように述べています。
「Liferay Commerceを使用することで、自社開発するよりもより多くの成果を上げることができました。」
導入効果
Liferayをソリューションとして導入した結果、TRIMEDX社はその標準機能を活用してビジネスニーズに対応でき、市場投入までの期間短縮やカスタマイズの必要性の削減に成功。今では日々20~25人のユーザーがログインし、月間では分析および業務の目的で約100人が利用しています。
現在、「Clinical Asset Informatics(CAI)」と呼ばれるポータルサイトでは、この1か所で以下3つのタスクに対応できるようになっています。
- 臨床資産に関するデータ分析情報の確認:このデータが判断材料となり、機器の管理や利用について、CIOやCFOなどの責任者が財務的な決定を下せるように
- 再配置プラットフォーム上での検索と投稿:Liferay Commerceが新しい再配置プラットフォームの基盤として機能することで、医療機関が資産の売却や廃棄を行うだけでなく、最新の在庫を確認できるように
- サイバー脆弱性の管理: ポータルサイトに追加された最新機能であるサイバー機能により、レポート作成、脆弱性や傾向についての顧客への警告、問題解決の追跡などが可能に
今後、TRIMEDX社はポータルサイトのサイバー機能をさらに拡張し、医療機関の資産に関してより詳細な情報を提供していく予定です。
Eブック:Reduce Costs Without Sacrificing Your Customers
ブログ
カスタマーエクスペリエンス
ブログ
カスタマーエクスペリエンス
ブログ
テクニカルtips, 技術者向け