ウェブポータルとは? - Japan

null ウェブポータルとは?

by Maho Yoshinaga

ウェブポータルとは?

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ポータルとは、さまざまなソースからの情報を単一のユーザインターフェイスに収集し、ユーザーにとって最も関連性の高い情報を表示するWebベースのプラットフォームのことです。近年では、単なる情報表示するだけのWebポータルではなく、デジタル顧客体験の創造をサポートするポータルプラットフォームへと進化しました。

WEBポータル:パーソナライズ化された情報へのアクセス


インターネットが普及して間もないころ、ポータルとはコンテンツを見つけやすくするための解決法でした。オンライン上で得られる膨大な情報量を前に、一般的なユーザーが必要な情報を得るために、キュレーションポータルを活用していたのです。ポータルでは、表示するコンテンツを選択し、ユーザーごとにカスタマイズされた体験を提供することができます。

ポータルは、ほぼ全ての業界で使われていると言っても過言ではありません。例えば:

  • 患者ポータル
  • 行政ポータル
  • イントラネット・社外ポータル
  • ナレッジマネジメントポータル
  • 学生ポータル
  • ベンダーポータル

などがあります。

各タイプのポータルの基本的な共通点は、ユーザーのアクセス権限が、割り当てられた役割に基づいてパーソナライズされている点です。

たとえば、通常の職場では勤怠を記録するためのアプリや終了時間を通知するアプリ、社内コミュニケーションのためのアプリなど、従業員がアクセスを求められるアプリケーションは複数あります。従業員は、日常の業務の中で、タッチポイントが増え、煩雑になることにストレスを感じています。新しい従業員ポータルでは、これら一般的なサービスやアプリケーションを一箇所にまとめ、部門や役割に基づいて、ページをカスタマイズすることができます。こういったパーソナライゼーションは、匿名のユーザーに対しても適用できます。たとえば、アパレル小売業のサイトでは、ユーザーがアカウントを作成していない場合でも、過去の訪問で保存された情報に基づいて、表示する商品をパーソナライズ化できるのです

ウェブポータルから、ポータルプラットフォームへ


今日大半のユーザは、関連性の高い検索結果を提供することが可能になった検索エンジンのおかげで、求めるコンテンツを見つけることが容易になりました。加えてソーシャルメディアが提供しているようなシェア機能が活用される現在において、ポータルといった人の手によってまとめられた情報リストが、必ずしも全ユーザにとって、最適な検索入り口になるわけではないことを意味します。しかし、ポータルの3つの顕著な強み(統合性、一貫性、パーソナライゼーション)は、『デジタル顧客体験』に注目する現在のビジネスにおいて、ますます重要な要素となっています。

この3つの強みは、デジタル顧客体験を次のようにサポートします。

  1. 統合機能により、組織(企業)はバックエンドに混在するシステムと顧客データの統合管理が可能になります。
  2. デジタルタッチポイントを通して一貫性を重視することで、統合されたシステムのフロントエンドUIのデザイン共通化を実現できます。
  3. 経歴データ(ユーザの基本情報)と行動データ(サイト上での行動)を組み合わせてパーソナライゼーションを行うことで、企業はより文脈化された(前後の関係に沿った)体験を提供できるようになります。  

最新のポータルプラットフォームは、コンテンツ管理システム(CMS)やマーケティングオートメーション(MA)などの新機能が拡張され、特に顧客エンゲージメントにおいて、重要な役割を果たします。ポータルプラットフォームの競争優位性を明確にするため、関連する企業はこの3つの強みが、オムニチャネルなデジタル顧客体験が重要視される現代において、どのような価値を生み出すか再考しているのです。

最新のポータルプラットフォーム

パーソナライズされたポータルのダッシュボード

 

"より広範なデジタルエクスペリエンスプラットフォームアーキテクチャの中で、[デジタルエクスペリエンスポータル]を活用することは、未来にとって有効な戦略となります。ポータルは、優れたWebエクスペリエンスを継続的に創造する、再利用可能なコードを多く所有しており、バックエンドデータを統合することで、顧客が自由にサービス利用できる環境を構築します。"

ウェブポータルは、デジタルエクスペリエンスプラットフォームへと進化する


ポータルは、ビジネス中心ではなく、顧客中心のウェブサイトを構築するためのものであり、これは企業のオンライン活動初期におけるパラダイムシフトでした。ポータルを使用することで、企業は社内でのみ意味をなす組織構造ベースではなく、ユーザーの要望に基づいたサイトとナビゲーションを設計することができたのです。

ポータルの市場が成熟するにつれて、大手ポータルベンダーは、企業がWeb、モバイル、ソーシャル、その他デジタルチャネルにおいて、ユーザー中心のデジタル体験を創造できる、幅広い機能セットを追加してきました。例えば、コンテンツ管理、マーケティング、ワークフロー、ターゲティング、およびモバイルサポート機能などです。これにより、ポータルプラットフォーム製品の中には、統合とパーソナライゼーションを強みに企業(組織)全体のデジタル変革を推進する、デジタルエクスペリエンスプラットフォームへと変化しているものがあります。

Forresterによると、デジタル顧客体験を推進する上で一番の技術的課題は、バックエンドシステムの統合が不十分であることだと言われています。ポータルを継承したDXP製品は、システム統合において優れており、更に、各ユーザの文脈に合わせて一貫した体験を提供するために必要な、パーソナライゼーションにも焦点を当てています。

デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP) には、EコマースサーバーやWebコンテンツ管理システムなどから派生したタイプのものもあります。ポータル出身のDXPを導入しない場合でも、さまざまなタッチポイントでデジタル体験の統合を実現するためには、ポータル技術を戦略へ組み込む必要があります。

ポータルプラットフォームの強み


デジタルトランスフォーメーションの視点に限らず、ポータルプラットフォームは、以下のようないくつかのビジネスシナリオでも依然として有効です;

  • カスタマーセルフサービス:ポータルは、「購入後ステージ」の顧客にとって有益で関連する情報を収集するのに適しており、企業は顧客サービスコールセンターへの負担を軽減しながら長期的なロイヤリティを育てることができます。
  • ビジネスの俊敏性:モバイル体験をサポートし、モジュラーアーキテクチャを使用しているポータルプラットフォームは、新しいデジタルタッチポイントを迅速に展開するための機能が整っています。これらは、ユーザー認証やバックエンドデータの統合ができることでより有効に活用できます。

ガートナーによると、「企業は、概して横断的なポータルプラットフォームやWCMシステムなどのカテゴリの製品を、Webサイト構築において主要なソフトウェア基盤として位置づけている」と言われています。現代のポータルは、デジタルビジネス戦略のための広範な統合とパーソナライズされたインターフェイスを必要とする企業(組織)にとっては、引き続き有効的なプラットフォームとなるでしょう。

ポータルを最新のプラットフォームへ


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包括的なソフトウェアの機能やアーキテクチャに関して、詳細ページをご覧ください。

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Gartnerレポート:『リーダー』に位置づけ
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