Javaの未来とLiferayデベロッパーに与える影響について - Javaの未来とLiferayデベロッパーに与える影響について - Japan

null Javaの未来とLiferayデベロッパーに与える影響について
by Yasuyuki Takeo

Javaの未来とLiferayデベロッパーに与える影響について

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こんにちは。
日本ライフレイ、サポータビリティエンジニアの竹生(たけお)です。

前回、最新Javaのリリースにまつわる、ライフレイ開発への影響に関する記事を紹介しました。なにせホットで重要なトピックですので、本記事も引き続き、Javaの未来とライフレイデベロッパーへの影響について見解を示した記事をご紹介したいと思います。

 

■ 本記事対象の知識レベルとユースケース

  • 初級レベル*
  • 一般的なLiferay DXP開発に必須

*レベルの定義については、こちらのブログの冒頭で紹介しています。


はじめに


※本記事はLiferay Community Blogに投稿されている”The Future of Java and How It Affects Java and Liferay Developers”を翻訳したものです。

Javaの最新リリースについて、Javaコミュニティが取り組んでいる、リリースおよびサポートモデルに関する現状について

Java 11がつい先日リリースされましたが(9月25日)、言語やプラットフォームにまつわる一連の変更だけではなく、リリースおよびサポートモデルにまで及ぶ変更に伴い、今後のJavaのサポート状況に関する動向を心配される方も多いかと思います。

特にJava 8の公開アップデートの終了と、商用サポートをうけずにOracle JDKが使用が可能かどうかが不確実であるという2点が、注目されている点ではないでしょうか。

新しい変更により、Oracleは最新のJavaバージョンのみに焦点を当てたJDKの商用サポートを提供することは確かですが、結論としてわたしたちJavaおよびLiferayデベロッパーは引き続き JavaとJDKを無償で使用できます。

リリースのリズムとモデルの変化


2017年の3月と9月時点で、今後Javaはより早いペースで、6カ月ごとに新機能のリリースしていくという方針が発表されていました。結果、2017年9月にJava 9がリリースされ、2018年3月にはJava 10をリリース、そして2018年9月にJava 11が予定通りリリースされています。

リリースのペースの次に、2つ目の大きな変化は、LTS(Long Time Support)バージョンコンセプトの導入であり、これは6ヶ月以上の長期メンテナンスが保証されたバージョンです。この保証はOracle側からの妥協案ではなく、業界とコミュニティ側からの推奨になります。

一方で、Oracle JDKとOpenJDKの違いは解消されました。実際、オラクルはリリース後の6ヶ月間、OpenJDKのLTSコードベースの作業をリードしており、OpenJDKを新しいJavaの標準としました。

今後、オラクルはOracle JDKの更新版を、商用ライセンスを持つお客様にのみ提供します。同時に、IBM、RedHat、Azul、またはAdoptOpenJDKなどの他のベンダーがOpenJDK LTSコードベースで作業し、更新を提供することを許可しており、奨励しています。

つまり、Oracleはリリース後最初の6ヶ月間は、すべてのJavaバージョンに対して無償アップデートを提供し、他のベンダーおよびコミュニティ・イニシアチブはLTSバージョンの無料アップデートをそれ以降提供します。

Java 8はまだ無料で利用できるのか?


Java 8はLTSだったので、LTSであるJava 11に置き換えられました。そしてオラクルは、OpenJDK 8は2019年1月に商用利用の正式サポートを終了すると発表しました。

しかし幸いにも、その発表の直後Red HatがOpenJDK 8の開発と更新を今後も続け、リードするつもりであることを表明し、Amazon、Azul Systems、IBMなどの他の企業もRed Hatをサポートすると発表しました。

つまりOpenJDKに基づき、少なくとも2023年9月までは、Java 8の無料アップデートをうけることができるということです。

まとめ


オラクルは6か月のリリース間隔でJavaをアップデートしていきますが、LTSバージョンのJavaの無料アップデートはオラクルが最初に提供し、その後は無料のアップデートを提供する、他のベンダーによって維持管理されていく予定です。また、彼らは商業的なサポートも提供される予定です。

今回の変更に関する全容をもっと詳しく知りたい場合は、Java Championsのコミュニティによって書かれた「Java is Still Free」というタイトルの包括的なドキュメントをご参照ください。これまでのサポートと今後のアップデートの計画についても触れています。

またライフレイでは、今回の変更とJavaのさまざまなバージョンをサポートする今後の計画について注目し、Liferay JDK互換性サポートの情報を適宜更新していく予定です。

 

本記事に関してご意見、ご感想などございましたら、お気軽にyasuyuki.takeo@liferay.comまでご連絡ください。

 


   

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